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腹膜透析

腹膜透析について

腹膜透析は、透析液を腹腔に貯めることにより透析を行います。腹腔内を覆っている腹膜をフィルターとして、血液の中の老廃物を透析液に濾し出します。
透析液を出し入れするためのチューブを埋め込むことが必要になります。

CAPD(患者さんの一日:例)

APD(患者さんの一日:例)

透析液の出し入れは、重力を使うやり方と、機械を使って就寝中に行うやり方があります。
1回あたりの貯留量は1000ml〜2000mlです。1日3回〜4回交換するか、機械を使って夜間8時間かけて行うか、それぞれの患者さんのライフスタイルや腹膜の性質によって決めていきます。

血液透析との大きな違いは

  1. 自宅で毎日行う在宅医療であること。
  2. 通院は通常月に1回。
  3. 尿が長く残る。
  4. カリウムの制限が少ないので血液透析に比べて野菜や果物が摂取しやすい。
  5. 腹膜炎、腹膜硬化症のリスクが高くなる。
  6. 入浴はシャワーが推奨されるが、湯船につかるときはカバーをして入る。
 
腹膜透析は残った腎機能を守る力が強いとされています。残腎機能を保つ為にも有効な治療と考えられています。
なかなかイメージするのが難しいかとは思いますが、透析療法を選択する際、メリット、デメリットを理解して、最善の選択ができるようにお手伝いさせていただきます。
 
医療法人邦真会
桑原クリニック
〒860-0812
熊本県熊本市中央区南熊本2丁目11−27
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